衛生管理 各種認証規格に対応した技術サービス
防虫防鼠対策 PEST CONTROL 有害な鼠や昆虫の防除
衛生害虫(ゴキブリ・蚊・ハエ・ノミ・シラミ・ダニ等)・ネズミ・ハチ・シロアリなどの防除及びIPMによる管理(総合的有害生物管理)、文化財の防菌防虫管理、各種認証システム(HACCP・AIB等)に準ずる管理を行います。
ネズミ
ネズミはサルモネラ症など病原体やイエダニなど外部寄生虫を媒介し、電気配線を齧って建物火災を引き起こしたり変電所の短絡事故の原因となったりして様々な被害を引き起こします。防鼠対策の対象は通称 “家ねずみ”と呼ばれるドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種で、それぞれの生態と習性に応じた対策が必要となります。ネズミの防除は、餌を絶つこと、巣を作らせないこと、通路を遮断することが基本です。
赤外線暗視カメラを設置して正確にネズミの侵入経路を確認し、種類と齢期、生息密度を事前調査します。 ネズミの活動場所には、種により異なる足跡(ラットサイン)と身体の脂と汚れによる黒ずんだ跡(ラブサイン)が残ります。
カナリアシード, ひまわりの種, サツマイモなどの無毒餌を専用の毒餌皿に入れて設置し、喫食の有無や喫食量を5日間ほど観察して、現場に応じた最適な誘因餌を選抜します。この手間のかかる事前準備がのちの効率的なネズミ駆除につながります。
ネズミ防除の対象となる建物の構造や人の往来頻度などに配慮して最も安全で安心できる対策手段を選択します。粘着シートによる人海戦術から超音波防鼠機の設置や防鼠鋼材による封鎖、殺鼠剤の活用など状況に応じて臨機応変に対応し着実に結果を導きます。
ゴキブリ
日本国内では、普通に生息しており、大型のクロゴキブリやワモンゴキブリ、飲食施設に多く生息するチャバネゴキブリが代表種です。本来は衛生害虫ですが、最近では不快害虫としての重要性の方が高くなっています。IPMによる管理方法が一般的です。
什器の下回りや裏側などゴキブリの潜伏しやすい箇所を一つずつ確実に防除します。季節によって潜伏する場所を替えるゴキブリの習性を熟知した職人が効率的かつ安全に駆除します。
コールドテーブルなど厨房機器に液剤を散布すると短絡事故や故障の原因となるため、ファイバースコープによる生息調査を行いゴキブリのコロニー(集合巣)の有無を確認した上で安全に対策を講じます。
事前調査に基づいて、必要に応じて食毒剤を局所処理してゴキブリを巣ごと駆除します。食毒剤は異物混入事故を起こさないよう細心の注意を払い、適切な場所に必要量を正確に配置します。
ムカデ
ムカデは5~10月の梅雨と秋雨の時期に活発に徘徊し、建物内に侵入し咬傷被害を引き起こします。噛まれるとハチに刺されたような激痛を伴い、時として深刻なアナフィラキシーショックを生じます。ムカデに嚙まれないためにも屋内に侵入させない予防対策を取ることが肝要です。
薬剤散布に頼らないより安全な対策には”ムカデ返し“を建物外周部に設置して物理的にムカデの侵入を阻止します。耐久性と永続性に優れており、ムカデの侵入恐怖から解放される抜本的な対策の一つとして選ばれています。
建物外壁の基礎立ち上がりと窓枠を中心に専用の駆除剤を噴霧処理します。液ダレせず壁面に定着させるには適量を噴霧する必要があり、たかが噴霧されど噴霧な職人技が隠されています。
ムカデ、ゲジ、ヤスデ、ダンゴムシ、ワラジムシなど多足類やクモに卓効な専用の粒剤を建物外周部に切れ間なく散粒処理します。